算数に強い子供を作るには、暗記型の詰め込み教育ではなく、
子供が算数の不思議な世界を自分の手で経験し、
その魅力に触れてみることのできる教育をしなければなりません。
それには従来の紙と鉛筆一辺倒の指導ではなく、
実験道具となる遊具を与え、遊びの中で数理的経験をさせ、
認識に導く指導によってのみ可能です。
教えて覚えこませるのではなく、
手と頭で考えさせて数理的感覚を伸ばす教育であります。
興味をもって熱中して遊べる「物」を教材として与え、
手と頭を同時に働かせて試行錯誤を重ねさせ、
物理的認識に到達させることは
観察力や分析力・思考力・想像力などの
総合的な知能を高めるのに役立ちます。
将来伸びる決め手 =<空間認識力・空間把握力>とは何でしょう?
同じクラスで同じ授業を受けているのに、勉強ができる子とできない子に分かれてしまうのはなぜでしょう?
勉強ができる子と勉強ができない子との違いとは!?
◆理解が早い
◆自主的に勉強できる
◆それほど勉強しなくてもできる
◆分数や少数が苦手
◆面積が苦手
◆いくら勉強してもできない
この差は、「あること」をしたかどうかで決まります。
それは…
幼少期からビシバシ勉強させること?
誰よりも早く知識を教え込むこと?
いいえ。
大事なことは、勉強することではなく
勉強するための「下地・基礎・基本作り」です。
100階建ての高層ビルの土台を作ってしまえば、5階建てのビルも建てられます。

では、「勉強ができる子」の土台とは何でしょうか?
その答えは、200以上の
数・知恵・文字・図形の基礎概念です。
基礎=数概念(数の中身をわかるようにする)
● 数 ● 量 ● 図形 ● 関数 ● 計算 ● 測定
『空間認識力・空間把握力』とは?
折る、切る、回す、ひっくり返す・・・・・。
『頭の中で立体を思い浮かべて、角度を変えたり、回転させたり、
その一部を取り出せるといった、立体の一部をイメージする力』の事です。
しかし、この<空間認識力・空間把握力>というのは
足し算や掛け算のように計算ドリルをたくさんすれば
鍛えられるというものではありません。
この<空間認識力・空間把握力>を身につけるためには、
実際に「体験」するしかないのです。
実験して観察して工夫して決まりを自分で発見できない映像学習では
<空間認識力・空間把握力>の習得は不可能です!
「体験」するには外遊びなどがベストですが、
室内で小さいころから数理色板・数理積木に触れておくのが良いでしょう!
きっと五感を使うことが貴重な「体験」となるはずです。
また、手先を使った作業が脳への良い刺激にもなります。
なにより複雑な問題が解けた時の達成感は、
子供の学習意欲をとても高めるものです。
このようにして<空間認識力・空間把握力>が身に付けば、
算数の図形問題が得意になるだけでなく、
算数の文章題や国語の読解問題も
頭の中に状況をイメージできるので解きやすくなります。
勉強ができる子と勉強ができない子の違いとは?
幼児・低学年で下地・基礎・基本を大きく育んだ子は、
この概念が発展・応用・思考力の盤石な土台となります。
同じように同じ授業を受けているのに
勉強ができる子・できない子・・・
中学生になっても分数・少数・面積の計算ができない・・・
でも、理解が早くて成績優秀な子・・・
それほど勉強をしていなくても勉強ができる・・・
一体何が違うのでしょうか?
勉強ができる子とできない子の差は
ある体験で決まります。
ある体験とは?
幼少期から誰よりも早くひらがな・カタカナ・漢字・数字を学習したから?
大切なことは知識やスキルではなく
勉強するための『下地・基礎・基本作り』をすることです。
下地・基礎・基本作りとは?
頑健な家を作るには強靭な下地作りが必要です。
この下地を作ることができるのが幼児期~小学校の間です。
高学年になればなるほど、授業も複雑になり難しくなります。
難関校を目指せないというわけではありませんが、
下地と基礎・基本という土台がしっかりしていないと、
無理を生じます。
勉強しなくてもできる子と、どれだけ努力してもできない子がいます。
それが幼児期~小学校の間に作られた
『下地・基礎・基本作り』の違いなのです。
では『勉強ができる優秀な子』の下地・基礎・基本作りの
土台はどのようにして作られるのでしょうか?
その答えは、200以上の
数・図形・知恵・文字の基礎概念の修得です。
本当に頭のいい子は幼児期・小学校低学年期の
取り組みで決まります。
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